四月歌�M

ゴンゴン祭りである

露店のミサコが２年ぶりに来た

生れた女の子を連れて来た

３月に生れたのでモモと名付けたと云う

父親はヤクザの親分、下の名前が「学」

ヤクザに見えない気の良い親分である

舎弟が５・６人らしい

背中に入れ墨をしていると云う

小指が片方無い

昔から承禎はヤクザの人間とは何となく相性がいいのである

本物のヤクザはくだらない一般の人間よりよほどモノの道理をわきまえている

下っ端のヤクザ程、変に肩を怒らす

幼馴染のよっちゃんも最後、富山県支部の組長になった

別のある組長が、社長と組んだら天下無敵と云った

何をもって天下無敵と言ったかは、知らないが、組長は本気で組みたいと手を握って来た

丁重に辞退した

日本のドンの笹川良一と向こうを張った総会屋のドン細川薫も承禎に興味と好意を寄せ、

氷見に来ると云った

日本のドンからユウコまで、承禎の交友範囲は酷いものである

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マア親分にはミサコとモモの為、 頑張ってほしいものである 平成24年4月19日