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「少年A」この子を生んで
酒鬼薔薇聖斗
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かかりつけの、T病院から借りてきた
読み進むと、この本は一度読んでいる!!!
いつ読んだのかと、読書欄を調べたが載っていない
初版は2001年で、9年前である
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そうHP開設以前に読んでいる
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事件は1997年5月27日とある
約13年前である
「寶」解明の天王山
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当時Aは14歳
今は27歳になっている
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この事件は日本中の親を震撼させた
衝撃の事件であった
人事では無かった
胸押し詰まる本である
この両親を責められるのか?!・・・・・・・・・・
心の中で立ち尽くしてしまう
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この事件は社会全体が問われた
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マスコミなど、いい加減なものである
未だ誰も事件の核心を突いた記事を私は知らない
これからも、こんな事件おきても何ら不思議で無い
いや、私の「世相を切る」の事件の数々を見られよ、質を変え、目を覆う惨状である
今日の予兆である
Aは道理なき、矛盾と軽薄、煽情、無責任、怠惰、マンガ・エロ・グロ・ナンセンス
平等と言葉の博愛、縦軸の希薄化、平和ボケ、危機管理意識の欠如、まさに混沌社会が生
んだ突然変異、奇形とも云える
Aの文章を読んでいると、現実感を喪失した荒涼たる世界に引き込まれる
自分等の世代には全く理解できない世界である
私が父親なら、半殺しする
殴って殴って殴って蹴っ飛ばしてやりたい
そして許されるものなら自分が死をもって償う
ご両親には残された子供さんがいる
私なら時期を待って、Aに死をもって抗議する
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果たしてこの両親に全ての責任を問えるか疑問を持っている
尼崎の電車事故にあった娘さんの親の言葉が頭をよぎった
自分も含め危機管理の喪失した社会が引き起こした事故と云っていた
これを読み終わったら、末尾の★@Aをクリックし、六年前の私の記事を読まれたし!
社会全体が危機管理喪失、道理から外れていると思えてならないのである
平和ボケしか言い様が無い
「寶」は道教の道理に完璧に合致している神噐であった
日本の学者の98%が、傲慢と怠惰の中でボケているのである
この事件が起きたとき、私は「寶」解明に苦悶していた時であった
しかし、私は闇の底で、傍耳を立て聞いていた
近年も秋葉原無差別殺人。マツダ工場での無差別殺人が起きている
事件は1997年であるから約13年は経過した
この少年Aの世代が社会に出て働いている
Aはおそらく社会復帰、働いているだろう
祈るしかない
Aだけでは無い、何が起きても不思議でない
地に伏し天に祈る思いである
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私にとってこの事件が取り分け関心が高かったりは、阪神淡路大地震の後の事件で昔、神
戸に住んでいた事も関係している
諸々の想いがる
当時は「寶」解明の佳境に差し掛かって、全く時間が無かった
それでも、気になって断片的にテレビ放送を耳で聞いていた
恐らく「寶」本執筆のあと、この本を特別に手にしたのであろう
父親の手記は事件当時の日付を追って状況と心境を綴っている
その状況と父親の心境を 一つ一つ自分のこととして、慎重に読み進んだ
両親はごく普通の真面目な親である事か良く分かる
母親も育児に真面目にそしてそれなりに真剣に取組んでいた事が良く分かる
むしろ平均以上の感がある
善良な母親である
この母親は嘘つかず狡猾な●より、遙かに誠実である
そんな両親に青天の霹靂、降って沸いたような話、身につまされるような話、お二人の気
持ちが痛いほど分かる
この母親は真ともである
言葉をどうかけたら良いのか分からない
亡くなった淳君の両親に直接会って謝罪しても、双方悲しく、意味も無く空しい気がする
私が淳君の父親なら、会いたく無い
この手記で、諸々を受け止めるしか無い
どちらも被害者としかいいようが無い
しかしやはり双方の親がAに、何故どうしてと!!!!・・問いたいのか心情であろう
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色々複雑な気持ち、いや深刻な思いで読んた
悪夢としか言い様が無い
胸が押し潰されそうである
軽々しく感想を書けない
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この事件の前、阪神淡路大震災があった
少年Aが、地震で家族が死んだら、死刑になっても当時の村山総理を殺す事を吐露してい
る
この事は、当時の新聞にも載っていて、事件との直接の因果関係は無いが、私には社会背
景として注目していた
当時の社会党、党首土井たか子も兵庫県選出であった
彼女は阪神大震災時カラオケに興じていたと当時の新聞の片隅に載っていた
自分の選挙区が未曾有の災害に見舞われている事を新聞記者が知らせたのに、そのままカ
ラオケに興じていたとあった
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また今回、宮崎県の牛の口蹄疫問題で無責任発言をした赤松農林水産大臣も、村山元総理、
土井たか子と同じ旧社会党出身である
平和ボケの危機管理意識ゼロの政党であった
連合赤軍の「赤い雪」もそうであった
あれも、旧社会党や共産党、そして当時のマスコミ等が煽ったと言って過言ではない
事件の深層に彼等がいる。
連合赤軍、Aの事件、以後の事件、みな?がっているのである
秋葉原無差別殺人事件の加藤も、現在のAとほぼ同じ年齢である!!!!!!!!
彼らが生まれ育った前後2・3年はどんな時代であったか
いや戦後の教育そのものが問われている
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マツダ工場の無差別殺人の犯人の年齢は42歳
二人より15歳、年上である
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私は今、これらの問題を真剣に掘り下げて書いている時間は無い
しかし気に留めながら、事件が起きるたびに、私がこの「世相を切る」を設けた原点に立
ち返るのである
それを末尾の★@Aをクリックして、読者に私の言わんとする所の深層を汲み取って欲し
いのである
そんな私と同じ視点で事件を論評している記事を私は確認していない
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それにしてもAは社会復帰が出来るであろうか???
生涯を通して償って欲しい
そして生きることこそが、亡くなった二人への償いである
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善良で誠実なお父さんお母さんがいる
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祈るしか無い
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等しく私も含めた、全体の責任である
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この両親の事を考えると、涙が込み上げてきた
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言葉が無い
平成22年7月7日