その男、はりしれず」

日本の近代をつくった男「浅野総一郎伝」新田純子



浅野総一郎、この氷見で生まれた偉大な事業家の名は、私が子供の頃母親から、

何度か聞かされていた。

それでこのHPのキトキト提言で浅野総一郎の銅像を薮田の海岸沿いの小公園に

建てる事を提唱したのは今年の4月10日である

アクセス戴いたかたはご存知の筈です

4月の時点でこの本を確認していた

パラパラとめくり読みして、いずれ読もうと思っていた所、9月15日付けの新

聞に、この本を元に映画化されるという!!!!!

私は急いで、図書館へいって本を借りてきた

凄い事業家である事はある程度知っていたが、読み終えて完全に私の想像を超え

ていた

また幕末、江戸の生まれである事も知らなかった

全くお粗末としか言いようが無い

立志伝中の事業家として、私の頭の中には松下幸之助、井深大、本田総一郎、稲

盛和夫ぐらいであった

浅野総一郎はこの4人を上回る偉大な事業家で、まさに近代日本を造り上げたと

巨人であった

学閥もコネ無く無一文からの出発である!

水売りから始まって、石炭、コークス、コールタール、石油、海運、鉄道、築港、

電力、ホテル、銀行、セメント、事業の領域は近代化の全てに及ぶといって過言

では無い

事業のため何度もアメリカへ渡り、イギリスにも行っている

日本鋼管の設立にも関与している(娘婿)日本初のスレート会社、京浜工業地帯の

基礎を造る、数え上げればきりが無い!

世界を股にかけている、知れば知るほど凄い!!!

前述の4人を完全に上回る凄さである!!!!まさに近代日本の基礎を築いた偉大な

事業家である

氷見が生んだこんな凄い人の銅像が無いとは、驚きであり、怒りさえ覚える、

言葉が出ない

氷見市の過去の政治家は何を考えているのか、お粗末以外言葉が無い、

元旦の市長と村田製作所所長との対談で“市長がお金を残すは下、仕事を残すは中、

人を残すは上”と話されていた

銅像が建てば未来を担う氷見市の青少年に氷見人としての大きな大きな誇りと、

希望の光が灯るであろう!!!

映画制作までに銅像を作らねば、氷見市の恥である、

大正11年頃、新子安の丘に浅野総一郎の銅像が一人20銭、浅野関係者25万人の

献金で建てられたと言う

                                                           平成17年9月27日