『水滸伝』津本陽
上巻
亡き父親がこの本を読んでいた記憶がある
中国歴史小説なら昔から『三国志』とともに『水滸伝』は代表作で人気が高い
『三国志』はNHKの人形芝居劇やその他で読んだも同然である
しかし吉川英二の『水滸伝』は一巻で止めた
我慢して一巻を読んだが面白く無く、リタイヤした
ただし、著書の書き出しだけは、魅惑的であった!!!!
読書家の友達が北方謙三の「水滸伝」が面白いと激賞したが、全19巻と聞いて辞退した
図書館で津本先生のこの本を眼に止めて手にした
上下2巻、これなら盆の間に読めると借りてきた
物語は私が当初「寶」の皇帝と疑った風流天子「微宗帝」の時代である
そんな訳で我慢して読んでいる
それにしても中国は昔から賄賂の国であることが良く分かる
中国に生まれたら私は妻を娶らない
まして美人はもっと諦めたほうが良い
なまじ才能があったら殺される
坊主にでもなっていたほうが安全である
口は完全な禍のもと
私なんぞ、完全に殺されている
現代も昔も中国は賄賂と無法の面倒な国である
一巻終了
平成20年8月27日