競売B珍事
1昨年の話で、これも競売史上前代未聞の話である
競売は裁判所で入札に参加した2・30人の不動産屋の前で、3人の事務官によって開封
される
入札書が入った入札箱から封書が取り出され、順番に開封される
3人の事務官により慎重にチェックしながら落札価格が発表される
結果私が一位で落札したのである
私は早速、依頼者に携帯で落札を伝えた
ところが、競売が終わって不動産業者が散会したあと、入札箱から、入札書が一通残って
いたと言うのである
事務官の前代未聞の失態が発覚したのである
しかもその一通が私の請け負った土地の入札書で、逆転したと言うのである
裁判所に抗議に行くと、事務官は逃げて逃げて応対しないのである
そして数日後、富山の裁判所から2人事情説明に来て、平謝りなのである
そして遂に金沢の高等裁判所の判断を仰ぐことになった
最後、色々あって一位の相手が取り下げ、初めのとおり当方が落札と云う結果になった
それにしても前代未聞の事件に2度も遭遇した
振り返って思うに、冤罪事件も高岡地裁である
起こるべき土壌があったのである
平成20年8月2日