「天職」
30年程前、私を不動産屋に導いてくれた人がいる
それが大兄辰である
私の性格を見抜き、試験を受けるよう県庁に一緒に足を運んでくれた
書棚に30年前に買った不動産と関連諸本が30冊程今もある
会場は確か富山大学の教室と記憶している。教室の前後に試験官そして廊下にも巡回の教
官がいた。
しかし合格は80%カンニングであった
ホント
私はカンニングの天才、不動産の天才である
オホン
不動産を開業して20年であるから約10年間は封印していた
当時、日本列島改造論の田中角栄の時代で、私は土木業をしていたので、不動産屋と非常
に近い距離で仕事をしていた
横目で不動産屋の仕事を何年間も見ていた
土建業である私は、田んぼの埋め立てをする不動産業者回りも重要な仕事であった
資材置き場の土地の売り買いその他で不動産の実践勉強もした
そして何億とも云われた姉の夫の倒産と自殺の後始末その他、色んな経験全てが不動産の
実践勉強であった
更に開業前、東京の数社の不動産会社に勤務して実践勉強をした
そして帰郷し開業した。
契約1件ごとに、即実践勉強を強いられた
バブル期、年間57件成約し、今も同業者の伝説になっている
私はペーパー・ドライバーでは無い、F1レーサーと自負している
私はこの仕事は天が私に与えた天職と心得ている
だから、私は一方に片寄らず不動産屋のアンパイヤたらんと真剣に考えながら仕事に当た
って来た
ホントのホントの話