『老子』山室三良
昔、確か読んだ書である
しかし昭和42年が初版で文体が古く他の「老子」書で「寶」を観通した
「寶」の戦い終わって、今は一通り点検のつもりで舐めている
それでも、「老子」の存在は大きい
著書「老子」はヨーロッパで一説に「聖書」に次いで訳されていると云う
さもあらん、である
シュバイツァーも読んでいたと言う
日本のノーベル賞の、湯川秀樹博士の中間子理論も、この老子の思想が基底あったと云う
青雲の志までとはゆかないが、30年前の熱き時代衝撃を受けた書である
そして「寶」と出会い、再び老子と向き合う嵌めになった
東大の道教史を著わした某先生が老子は実在の人物で無いと、私に手紙をよこした
稚拙な先生であった
老子が実在か否かは大した問題では無い
その思想、哲学が世界中の人に叡智と感銘を与えているのである
幻の器、「方円の器は」、この老子の書から世界ではじめて私が解明したのである
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