ここに、ひとつの印章がある。
47×70×70ミリの台に鎮座している唐白磁の天印である。
中国唐代の玄宗皇帝が勅令を下して約30年かけて焼きあがったと言う。
「日界・月界・大上老君勅」の天印に込められた「真理」とは何なんだろうか?
ここに、一人の幸運な男がいる。
彼は平成承禎承と名乗っている。
それは、この天印を考案したのが、かの老子をしのぐとまで言われた司馬承禎だからであ
る。
彼はこの目に見えない「謎」に挑戦した。
彼の挑戦は足掛け17年もの年月を費やした。そして・・・ついに「わかった」のである。
それが「寶の本」として解説してある。
本の中には「寶」の写真が掲載されている。
その眼光は鋭くこちらを真っ直ぐに見つめている。
これが玄宗皇帝の手のひらに抱かれた天印なのだ。
その後、約1300年をかけて今、彼の前にその姿を現したのである。
これも、運命なのかもしれない。
「天印が人を選んだのである。」
私はそう思えてならない。
普通の人はこの焼き物自体「ただの焼き物」にしか見ない。
かく言う私も間違えなくその一人に入るであろう。
彼は確かに選ばれたのだ。
幸いにも私は「寶」を彼から見せていただけた。その前に本も拝見させていただけた。
彼は自身のHPでこの「寶」の紹介をしている。
「日界・月界・大上老君勅」
読者のあなただったらこの神噐「寶」の謎を解き明かす事が可能だろうか?
17年かけた彼の執着に私は言葉も無い。
だからこそ・・・私は彼を応援する。
「寶」の運命は誰が扉を開いてくれるのだろうか!
平成承禎を応援しようではないか。