『東方学会』会長 殿
前略
先生の返書確かに受け取りました
多忙な日々、拙著、新旧「寶」本にお目通し戴き恐縮致しております
先生からの拝復封筒の住所が学会の住所と違っておりました
会長のご自宅の住所なのか、関連研究会の事務所なのか分かりませんので、昨日「東方学
会」会長宛てに速達で返書を御送りしました
私として2度の書状で申し入れた通り、先生の個人的所見、また感想をお願いしているの
ではありません
あくまで財圑法人『東方学会』の事業理念に照らし、公式の所見を戴きたくお届けした所
存です
そのような訳で、先生の書状に対する拝復返書は、『東方学会』の所在地宛てに送付致しま
した
お言葉を返すようではありますが、なぜ中国政府が動き故宮博物院から書状が届いたか
それは、★中国若手ナンバーワンの王敏女子が私の「寶」解明書の歴史の大脈大本に異論
反論できず、陶磁器以外殆んど同感されたからであります
★また道教学会元会長であった桜美林大學野口徹郎名誉教授が何故『道教学会』の理事会
に働きかけられたか!同様だからであります
★さらに学習院女子非常勤講師、吉野裕子博士がなぜ『陰陽五行と日本の天皇』(人文書院)
で「寶」を取り上げ、「あとがき」で私の実名を載せられたか!同様であります
そして★何校もの大學の非常勤講師をなされ中国古印そして中国陶磁器の収蔵で世界的に
も有名な京都藤井有鄰藤井善三郎館長が何故終始一貫、ご支持を賜るか!同様だからであ
ります
日本の知性と謳われた故NHK草柳大蔵先生も同様であります
五人の先生は普通の大学で教鞭をとられる先生方の遥か雲上人の方々で御座います
しかしながら 五人の雲上人と言えど、個々であります
しかも神噐・太極「寶」に天隠された史実、真理、歴史的存在価値は諸先生各位も見上げ
るほどの世紀の「寶」であります。
まさに世界遺産とも云うべき東方文化の北極星です
一般大衆は、「学会」と言う公的機関のさらなる証しにより、心底納得するものです
マスコミもしかりです
その意味で私は外務省所管のもと設立された「東方学会」の公式見解を求めているのであ
ります
貴学会は2000余名の諸先生が参集されていると伺います
先生のご専門外と返書にありました印章、篆刻・陶磁器部門の先生方も当然名を連ねてお
いでる筈です
また、さらなる確認検証が必要ならば、貴学会から「日本陶磁器学会」「日本篆刻家協会」
等々に働きかければ解消できる問題です
それは「東方学会」設立の崇高な理念に適う使命と存じます
以上のような次第も含めて、昨日学会に再度会長名宛てに書状をお届け致しておきました
死と対峙しながら、果てしない道を歩んでまいりました
ご賢察の程宜しくお取り計らい願う次第であります
田舎者の不作法者です。不調法の段々幾重にもお詫び申し上げます
以上取り急ぎお知らせまで!
不乙
平成20年3月4日