★★★
死を恐れずに生きる
駒田信二
実際に生きてきた方のお話である
マアマア面白かったが三ツ星マークとまでは行かない
中国で死刑判決をうけての奇跡の生還である
また厳しい父親の事、そして死生観を述べておられる
読み終えて色々考えさせられる
それでも、ノンフィクションである
文学小説よりか面白い
著者は漢学者である
著者の生き方が老荘思想を範としておられる
「寶」も老荘の世界である
司馬承禎もそうである
日本道教学会の先生方に読ませたい著書である
とりわけ前会長の筑波の○○君だ
読んでいて思い出したのは、子供の頃友達と見に行った伴順三郎とアチャコの映画
『二等兵物語』である
上官に虐められメチャクチャ殴られた悲喜劇の映画であった
著者はそれを地でゆかれた
それを思い出しながら読んだ
やはり三ツ星にしておこう