中国絵画のみかた

               王耀庭

       

中国絵画史概説に唐代玄宗皇帝の時代の話が載っている

「寶」本に登場させた、画聖と謳われた呉道子・そして王維・李思訓の名が出てくる

玄宗皇帝の美と人を観る目は大したものである

見る目の無かったのは私と同じ女を見る目である

それは横に置くとして、私は、絵画は日本の方が上と観ている

確か雪舟は中国へ渡り、中国絵画を学んだ

そして南画・北画を学び、学ぶものが無くなったと帰国した筈である

日本は四方を海に囲まれ、そして山河は樹木で覆われている、そして四季がある

加えて湿度が、感性に潤いを与えている

だから画家の感性も、色とりどりの感性が宿る

私は全体的に日本の絵画が好きである

こんな本を手にするのも、「寶」の戦いの延長戦なのである

今や、私の生活の全てが「寶」の戦いである

平成191215