山また山
人間は環境の動物と云う
人は育った環境に育まれる
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環境にも自然と人的環境がある
私は山に近く海に近い、商都高岡に隣接する氷見に育った
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自分の人間としての構成は祖先の血、そして親の遺伝子によるところが大きい
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遺伝子は縦軸、地域は横軸であろう
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人の縁とは不思議なものである
めぐり合った人の故郷を知りたくて、私は糸魚川の駅に降り立ってバスに乗り、一人終点
に向った
早川線の終点、笹倉温泉までバスで40分とのこと。
一帯はその人の故郷である
私は不動産協会の研修旅行以外、記憶に無い程バスに乗っていない
完全な田舎のバスである
大人は4人、途中乗り込む人もいなかった
両側の山並の間を走る緩やかな上り道を、ほぼ一直線にバスは行く
好奇と淡い感傷に浸りながらバスに揺られる
途中の停車駅で男の子4人と女の子3人下校の小学生が乗り込んできた
1年生〜6年生9人程であった
その小学生の子供達の顔と目が輝いていた
偏差値や塾、そんな環境に侵されていない、ホントに子供らしい表情であった
悪ガキの表情では無い
純粋な目であった
山の子の目であった
新鮮な感動であった
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普通の人より極端に旅行の少ない自分である
小さな旅の思いでであった
平成19年11月22日
これは昨年暮れの思い出
「寶」裏話シリーズと、冤罪シリーズ、日本道教学会の死闘で入力が伸びた
年度に関係無い私の新しい旅立ちであった!!!
平成20年1月5日