日本道教学会@
昔、道教学会に送った時は、事を急いだ感があった
今度は慎重を極めた
十分な時間を与えよう
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学会に送った第一回目の書状を掲載する
平成19年12月13日
★書状
冠省 失礼を省みず都築会長に、はじめて御便りを差し上げます。 同封、拙著「寶」は、貴学界諸先生各位が日夜研究しておられます、中国道教の至宝、「寶」 解明、発掘の書です。 唐突には信じられないかも知れませんが、発掘いたしました「寶」は、道教研究者が避 けて通る事の出来ない道教の最高法印であり、また漢文化の至宝、神噐・太極「寶」で あります。 同封仮本を、一読願えれば、写真の獅子印が想像を絶する未曾有の「寶」である事がお 分かり戴ける筈です。 手短にご説明いたします。 写真の獅子印は、「唐白磁」の焼き物で、1300年前、唐代「玄宗皇帝」の勅令で焼成 なった、神噐・太極「寶」でありました。 開元〜天寶までが30年間です。30年間の歳月をかけ、この高さ約110mmの獅子 印を1個、焼成し「天寶」と瑞祥改元したのです。 印面の九文字は「日界・月界・太上老君勅」と刻まれてあります。 この韻文には、漢文化の神秘、「太極」の神知が天隠されてありました。 この太極の九文字は、未来の超スーパーコンピューターでも解析不可能な天文学的確率 の中から創造された奇跡の文言です。 何故奇跡の文言なのかはHPに載る初版本もお読みいただけねばなりません 今回の改訂本は、本格的出版を目指したので割愛してあります。 この韻文を考案し、時の皇帝、玄宗に獅子印「寶」焼成を奏上したのは、茅山派12代 宗師「司馬承禎」です。 獅子は「黄帝」伝説の「白澤」です。 また、道教には“光の文字”で書かれた「天書」伝説があります。 これがまさに「天書」なのです。 更にまた「老子」五千言から生まれた伝説の器、「方円の器」でありました。 『大漢和辞典』に「寶」の語訳は「神・道・印章・たから」とあり、『旧唐書』唐代に「璽」 改め「寶」と命名した神噐こそ、この獅子印「寶」です。 そして「安史の乱」で杜甫が、「神噐」が奪われたと詩で叫んでおります。 陶磁器蒐集が高じて、彷徨いこんだ漢大宇宙です。 会長はじめ諸先生各位は、陶磁器は御専門外と存知ますので、ごく簡単にご説明致して おきます。 獅子印の印台は、47×70×70mmの方形で1mmの誤差の陶磁器です。 印台には空洞がありません。 この様な、厚さ約5センチの磁器の焼き物は、世界中を探しても1点もありません。 今日世界中の陶工が政府の要請で日本に集結して、もし古来の焼成法で再現を試みるな ら、日本の国家財政は破綻の危機に瀕するでしょう。 また焼成の燃料となる、樹木は日本の国土から消失するでしょう。 日本美術館会議議長の重責を担われた、大阪市立美術館蓑豊館長が“焼成不可能”と断 定された奇跡の陶磁器です。 また出光美術館長谷部樂爾館長、京都藤井有鄰館藤井館長はじめ日本を代表する陶磁器 関係者が驚愕されておられます。 まさに約1300年前、玄宗皇帝の勅令で焼成なった奇跡の神噐・太極「寶」が平成の 御世に降臨したのです。 拙著改定「寶」本を一読いただければ、御分かり戴けると存じますが、「寶」降臨により、 唐代史、道教史、陶磁史、印章史、漢字学、篆刻学、中国皇帝文化史、中国神話伝説そ の他あらゆる歴史書の全面的再考、書き直し、補足に迫られる事は必至であります。 まさに漢文化研究に太極「寶」の“核爆弾”が炸裂したと言って過言ではありません。 以後中国史を論ずる場合、この神噐・太極「寶」を避けては画龍点晴を欠く何処ではあ りません。 臥竜の黒川先生が私の解明した「寶」本は“一点の非の打つところが無い”と学習院女 子短期大学非常勤講師の吉野裕子博士にお知らせし、先生の著書『陰陽五行と日本の天 皇』で「寶」を取り上げ、「あとがき」に私の実名を載せて戴きました。 また現在法政大学に席を置かれる中国籍の王敏女史も「寶」本に一切異議を唱えられず 中国政府に働きかけられました。 また元道教学会会長で桜美林大学を退官された野口徹朗名誉教授は貴学会の理事会に図 る働きかけを戴きました。 さらに日本を代表する知性と謳われた元NHK経営委員会座長、故草柳大蔵先生の返書 は、同封「寶」本に掲載されてあります。 道教学会は勿論、全ての漢文化研究者にとって歴史的一大事です。 まさに世紀の発見なのであります。 東京と中国からの出版を目指しております。 「寶」の解明、執筆その後の戦いに約15年の歳月を費やしました。 約1300年の時空の彼方より放たれた、「寶」解明の“白羽の矢”を避ける事は出来ま せんでした。 白羽の矢文に「勅令」とありました。 その矢文、しかと「日本道教学会」にお届けいたします。 門外漢ですが、御異議ご質問等が御座いましたら、できる限りお受けする所存です。 「登龍門の扉」、歴史は開かねばなりません。 避けて通る事も、沈黙も歴史が許してくれません。 歴史研究に身を置かれる諸先生方の責務と存じます。 御要請があれば、如何なる処へでも参上いたします。 既に同封HPアドレスにて、お送り致しました改訂「寶」本は世界に発信致しておりま す。 お手数とは存じますが、歴史的事の重大性に鑑み「寶」HPアドレスを学会全ての諸先 生にお知らせ願います。 果てしない道を歩んでまいりました 日本道教学会の真摯なる対応を、“一刻千秋”の思いでお待ち申しております。 以上、取り急ぎ御報告まで。 世紀の「寶」発見に鑑み失礼の段々お許しください 不乙 平成19年3月30日 湊川ハイツ内 平成承禎 |