父兄の死

 

父が逝った

静かな往生と母から聴いている

臨終の時、私は傍に立ち会えなかった

時間が無かった

覚悟もしていた

そして1年程後に兄が逝った

兄の臨終にも立ち会えなかった

その辺の話は、このHP「熱風録」97・98に記してある

離婚に家業再建、そして大兄、父・兄・そして友人・恩人の不幸が追い打ちをかけてきた

それでも私に悲しんでいる気持ちの余裕などなかった

絶対絶命の危機が悲しみから私を救った

家業を再構築して堅固な要塞を作り、更なる「寶」の戦いに備えなければならない

業界は底なし沼であった、恐慌ではない、氷河期と言う人もいた

普通の経営者なら完全に倒産であった

倒産イコール自殺である

狡猾な獣の遁走したあとは、倒壊寸前であった

人は知らじ!!!!!!

酒のんで、女と遊ぶ、私の胸中を!!!!!!

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平成19129