税務署

 

新築し引っ越しの段取りをしていた頃である

その引っ越しの手伝いすら、全く記憶に無い

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引っ越しの荷が積まれたままの時である

兎に角、税務署が来た

千里ブロック時代から初めてであった

不動産を開業してから4、5年、約1千万程は裏契約で脱税した

それと骨董品で1000万は領収書無しで売った

私は2人の税務官に、「寶」の仮本を見せ、そして昼の休憩時に読んで欲しいと「寶」の訴

状を手渡した

昼食を終えて来た税務官2人は、「社長は苦労されたのですね」と私に言った

そして、約150万の課徴で、追徴金併せて約300万程であった

二人とも好意的に計算してくれた

妻が遁走した以後、再び税務官が来た

今度は約15万円であった

妻が遁走以後私は基本的に脱税をしない方針を固めた

二重帳簿も無い

帳簿は毎日の連絡帳とピタリ符合している

だから女性事務員も明るい

国の財政は逼迫している

脱税は刑事犯罪と同じくらい重い

私はそう心得ている

私はもっともっと納税の出来る会社になりたいと念願している

そんな気持ちが強いから、税金の無駄遣いに怒るのである

「寶」と関係無い話に飛び火した

以上

平成191130