タバコ

 

昔はニコチン、タールの量の多い普通のタバコで1日1箱〜1箱半であった

それが順次銘柄を変えて、タール1mgニコチン0、1mgのフロンテアにしてから1日

2箱半となっていた

それが「寶」本に突入して気がつくと1日6箱となっていた

酷いものである

300円×6=1800円×30日=54000円である

参った

現在は4箱に減った

新築の書斎兼用寝室の4畳には、タバコのコゲ跡が4ツ5ツあった

何より困ったのは別れた妻が一週間の小遣いを12000円しか出さない事であった

タバコ代にすら事欠く窮状であった

それがどれくらい私を悩ませたかわからない

教養が無い事は悲しいことである

ホント

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作家にヘビースモーカーが多いと聞く

確か司馬先生も愛煙家であった筈

自然とタバコに手が伸びる

タバコを楽しむと言う吸い方では無い事は確かである

ニコチン中毒と言われても仕方が無い程である

キーを叩いている今も、タバコ片手である

ローマ字の両手打ちを覚えておけば、本数は半分に減ったろうと悔やまれる

タバコより、原稿を打っている方がキット楽しく、タバコの欲求より上であろう???

それでも、ストレスを起こさず「寶」本を書き上げたのはタバコのお陰と今でも思っている

本を書いた者にしか分からぬ世界である

狂気に近い世界にいた!慢性化して気がつかないでいたが、部屋はモウモウたるもので、

他人が来たら、火事かと思うほどであったろう

執筆中別れた妻は一度も、4畳間もサンステージにも、事務所の二階にも来なかった

7年間である

彼女の腹の中は馬鹿が何している?!であった・・・・・

それにしても、別れた妻の兵糧攻めには参った

世間は9対1で私が悪者である

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平成191019