旧「寶」本の秘密
私は書き上げた第2版を根本的に解体した
そして各章各項の原稿に更に書き足し、肉づけして最終本を目指した
「寶」の韻文は漢文化の神知、太極であった
和漢太極「寶」歌を詠み添えた
私は「寶」本自体、太極に見立てて編集できないかと不遜にも考えた
頭が割れるか、脳が沸騰するか、倒れるか、そんな日々の中で、まだ性懲りも無くそんな
事をもくろんでいたのである
自分自身のその際限の無い欲望、性癖に、呆れている
そのとんでもない欲望が「寶」解明を成し遂げたのである
司馬承禎の異名が天隠子、天隠とは天に隠して、人間が覗うことの出来ない神知をいう
果てしない欲望が、「寶」本にまで到達した
太極は至らず
・・・・・・・・・・・・!!!!!!!
それでも今となっては、メランコリー、懐かしい夢の日々である
歳月とはありがたいものである
平成19年11月11日