和漢太極「寶」歌の秘密

私はこの歌を約3ケ月かかって詠んだ

第1版に既にこの歌は載っている

既に第1版で、ほぼ「寶」の全貌をつかんでいたのである

そして私は恐れも知らず司馬承禎の名前を拝命しようと考えた

それならば、「寶」の印面の九文字、「日界・月界・太上老君勅」に及ばずとも、

何とかそれに似た歌を詠めないかと、絶えず意識していた

意識というより苦悶といった方が近い

疲労困憊、限界に達した時、「寶」解明を中断し、この歌を思索するのである

当初は「天原」でなく「天坂」であった

どちらか迷ったのであるが「天坂」とした

私の人生が「坂」、余りにアップダウンの山坂道であったからである

しかし日本書記に高天原がある

最近やはり「天原」とした

いずれにしても、この1首に「寶」本一冊を謳いこんだのである

日本中に私の「寶」本を読んで、そしてこの歌の謎を解けるか

私には深い自負が今もある

平成191110