★★★

安倍仲麻呂の暗合

林青梧

著者は日本人であるが南京大学の名誉教授とある

阿倍仲麻呂の有名な和歌に秘められた暗合との事でアマゾンから取り寄せた

定価1476円である

内容は奈良朝廷の政変に纏わる、興味有るなかなかの本である

よく調べての歴史展開である

承禎は古文が読めない

さすが大学教授である

承禎は、最早やけくそである

一日、へとへとになりながら読み終えた

疲れた

しかし失礼ながら承禎の「寶」本から見れば、200分の一も、無いだろう

あとがきに奈良大学の上野誠教授の賛辞も寄せられていたとの事である

内容に再開した阿倍仲麻呂と吉備の真備の事が少し載っていた、歴史の掘り下げが、いや

横の広がりが狭い。

歴史や史観は、医学や、科学ではない、

もっと巨視的感覚が必要である

承禎は、中国陶磁器・陶磁器科学の世界・中国古代史・中国古代の宇宙観と占星術の世界・

唐代史・道教史・背景の仏教史・易・陰陽五行思想・漢字学・漢数術・漢詩の世界・地政

学・松科の植物学・中国古銭の世界・篆刻の世界・中国皇帝文化・獅子文化・司馬遷の世

界・新旧唐書・

中国歴史登場人物(則天武后・潘師正・司馬承禎・李含光・睿宗・玄宗皇帝・楊貴妃・高

力士・安禄山)

日本史の奈良時代そして遣唐使・阿倍仲麻呂・吉備の真備・玄肪・光明皇后・孝謙天皇

下って足利義満・義政・信長・秀吉・前田利家

日本の東大寺と正倉院・奈良七大寺と国分寺・

現地現場主義・台湾故宮・寺井町九谷焼研究所・九州熊本天草新和町・山口長門市・呉の

遣唐使博物館・高岡万葉歴史館・・富山県中央研究所CTスキャン・古志の国文学館・国

立博物館・明治神宮白松・出光美術館・大阪市立美術館・中の島東洋陶磁館・藤井有鄰館・

日中1300年に跨る35年を費やした壮大な旅路であった

時間と実費5億も使った

我ながら自分に呆れている

まあそれでも著者の奈良時代勉強になった

令和176