★★★★★★★

大宰府探究 

年暮れプラファの古本屋でこの本に出会った

即、手にした。

「寶」のCD制作の時、この本は手にしていなかった

天草の楊貴妃伝承を確認に九州へ行った帰り、大宰府天満宮に立ち寄ったが太

宰遺跡には時間の関係で立ち寄れなかった

そして大宰府研究書のある事も知らなかった

それでいて、吉備の真備の大宰府長官、そして怡土城の事はインターネットで

知っていて推論した

そして「寶」の日本での旅路を推論した

歴史の太脈・大本を観通した。

間違いは無かった

怡土城築城は安禄山の乱により、日本の防備のための築城であった

承禎の推論をこの著書が裏打ちした

「寶」が信長の手にした事も、同じく江口浩三氏の著書「茶人織田信長」とビ

デオ「安土城の一日」でつながった。

雑誌「歴史街道」で信長に反旗を翻した荒木村重は後に茶人となり茶器を愛し

たという

また松永弾正もまた茶器とともに落城した

戦国期の信長の異常な唐物集めを知らずして歴史は語れない

吉備の真備の大宰府もしかりである

大学の歴史の教授など、狭い狭い研究である

壮大な歴史ドラマである

歴史を巨視的に観なければ歴史は観えない

勿論著書に「寶」の事は言及してない

それでも著者田村圓澄氏に深く敬意を払うものである

平成31312