三陸海岸と下北半島
最後の車の旅行と心に決めていた
東北自動車道は数年前、読売観光のねぶた祭・秋田竿灯祭りの旅行で縦断した
しかし太平洋岸の国道三陸海岸線は走っていない
東北大震災が襲った海岸線である
傷跡と復興の度合いを見たかった
北陸新幹線そして大宮から仙台まで東北新幹線である
そして仙台でレンタカーを借りて太平洋岸を北上
そして気仙沼・八戸・青森でそれぞれ宿泊、三泊四日の旅
3日間の走行距離は約530キロである
氷見市から神戸の更に先の距離である
八戸の港を見下ろす高台のホテルに泊まった
青森では棟方志功が逗留した椿館に宿泊した
いずれにしても震災の爪痕は想像を絶した
奇跡の一本松
そして津波に襲われた3階建ての中学校の屋上を超えた津波の学校を残してあ
った
思わず心の中で手を合わせた
防潮堤のかさ上げ工事で、ダンプが物凄く多かった
運転は緊張の連続であった
震災の寄付と思って、散財して来た
そして下北半島に入ると快晴で紅葉が素晴らしく、何箇所か停車して堪能した
そして恐山に着いた
恐山は異様な光景であった
マグロの大間漁港は寄らなかった
翌日東北新幹線と北陸新幹線で一気に高岡に帰ってきた。
これで長距離の運転が最後と心に決めた
自分には「寶」の大仕事が残っている
交通事故だと諸々の人生の後始末が出来ない
悪性の癌や、病気なら余命3ケ月と云われても、その間に後始末ができる
交通事故死だと、突然時間が遮断である
そんなわけで、これが最後である
これで、自分としてゆきたいところは、ほぼ90%行って来た
あとは「寶」だけである
今は中国政府の動きを待つだけである
平成30年12月25日