天文学的確率の、『和漢・太極「寶」歌』

         解説書





25年前、上記印文の太極奇跡の「九文字」を史上、初めて解明いたしまし

た。

この、「寶」の韻文「九文字」には、道教の最高奥義・隠形術で、太極宇宙が

天隠されてありました。

太極奇跡の韻文は、8年を費やした「寶」本で、解明を終えております。

この創造不可能な太極・神の「九文字」を鎮護するのは、伝説の白獅子「白

澤」です。

そして、神器「寶」は、唐朝が30年を費やし完成した、人類史上未曾有の

「寶」のです。

この韻文解明により、中国文化の黄金期、唐代の歴史の扉が開かれたのであ

ります。

そして、中国唐の時代から現代日本に至る1300年の「寶」の旅路を全て

解明したのです。

解明の歴史の太脈・大本に,牽強付会や矛盾なく、深い、深い自負がありま

す。

唐朝から波濤を超えた大和朝廷、そして現代日本に亘る壮大な歴史の推考に、

日本中の関係者が、未だ半信半疑の中で沈黙です。

そこで、意を決し、平成915日刊行の初版本に掲載した、和漢太極「寶」

歌の解説を公開することを決意いたしました。

初版本は9・1・5の皇帝数位の記念すべき日付で、当時5年間の平均睡眠

は3時間を確実に切っておりました。

この和歌は初版を記念し詠んだ“乾坤一擲”の和歌です。

30年を振り返って、この和歌は人類の至宝「寶」解明を祝して、天が授け

てくれた歌と感得いたしております。

和漢太極歌も、「寶」の韻文同様、いやそれ以上の天文学的確率の一首と自負

致しております。

この和歌が、天文学的確率の奇跡の一首なら、それは「寶」の史実の裏打ち

です。

この奇跡の和歌は、霧に覆われた歴史の疑問符を、目も(くら)む太極の光、一

掃する筈です。



<和漢太極「寶」歌の解説>

神器「寶」の太極の韻文を鎮護するのは、獅子「白澤です。

@この歌の発句下の句に平仮名の「し」「し」が二文字です。

重ねて獅子(龍)の頭に当たる発句、尾の下の句に「し」「し」

す。

 「し」の平仮名は白字で描き、唐白磁「寶」の白獅子「白澤」で

す。

A韻文東西に日月で、〇で囲ってあります。

二の句と四の句の東西に「天」「天」二文字です。

「寶」の日月と同じく、天の文字にが付与されてあます。

二の句の「天」は「あま」と詠み、四の句は「てん」と詠み

ます。

即ち音読、訓読の異次元世界で、天に輝く「日」「月」を示して

おります。

和歌全体は五句から構成され、更に中央「ふみこえて」も五文字

の平仮名で
「日」「月」と合わせて、韻文と同じく陰陽五行思

を念頭に詠んだ和歌です。

B五句末の句に「しめさんと」とあります。

その「し」は「四」「さん」は「三」で、「と」は「斗」です。

即ち、北斗七星が輝いております。

その北斗七星は、中央「ふみこえて」の五文字、皇帝と天帝が住まう、北の

空に不動に輝く北極星を周回し、日月星で“満天の銀河”を詠んだものです。

また「ふみこえて」は「文・超えて」で、『大漢和』「文」は「ことば」「現象」

の意です。

即ちこの和歌は、「言葉」や「現象」を超えた“天の歌”です

「世に示めさんと」の「示」の漢字は「二」と「小」構成され、『大漢和』の

語訳「二」「天」で「小」日・月・星です。

「示」は、「人々に示し知らしめる」です。

まさに、天がこの「寶の和歌」で、「寶」と史実を、世に示し、知らしめよと

命じたのです。

 

C和歌は通常、五・七・五・七・七で「31」音で構成されます。

 しかしこの和歌の四句は、「てんぽうこうりん」で八音です

したがって、この和歌の総数は32音です。

この32音は、「天」に輝く「日」「月」で倍化され64音、即ち64卦と化

し、易の太極宇宙の成立です。

 

Dこの和歌は漢字と平仮名を意図して詠み分けております。

四句に、最重要漢字の「寶」が配当されてあります。

『大漢和辞典』に「寶」とは、唐代に皇帝の玉璽、改め「寶」とする。

それを勅令したのは、玄宗皇帝です。

そして『大漢和』「寶」の語訳は、神・道・たから・印章です。

神の印章とは、すなわち「寶」は神器です。

唐朝は李姓で、同じ李姓の「老子」を祖先と崇めました。

「寶」の語訳「道」は、道教開祖、老子の説く神髄です。

当然、「寶」の漢字に老子が潜んでおります。

唐祖老子に、韻文中央「太上老君」の尊号を献呈し     たのは、唐代の「玄宗

皇帝」です。

また、白獅子「白澤」は有徳の帝王の御世に現れる神獣で、「黄帝」伝説に

由来します。

道教開祖の二聖「老子」「黄帝」も、中央「ふみこえて」の中天に、祀られ

ております。

重ねてこの和歌は、白地に描かれた「し」「し」が発句と、末の句と二文字

だけです。

この和歌は、伝説の白獅子「白澤」が鎮護する神器「寶」の賛歌です。

 

E二句の「とわ」は即ち「唐と和」で「寶」は中国と日本、「唐・和」に横た

わる銀河の海・天の原を「踏みこえて」、現代日本に渡来・降臨したのです。

 

Fこの和歌に、「〇」〜「10」までの数字が秘めてあります。

ゼロ・無から「九」のさらに上の「十」無限大の天上界まで語彙と音数の異

次元で秘してあります。

それでは、0〜10数位を順次解説致します。

発句の「たれか知る」は、この和歌の秘めたる神秘を解明、理解できる人は、

歌を詠んだ当時日本中に誰一人としていません。

即ち0です。

そしてこの和歌を詠み知るのは、平成承禎、ただ一人で「一」です。

末尾の句の最終は「と」「十」で、結んでおります。

「十」は陽極「九」永久(とわ)のさらに上、無限大・天上界です。

重ねて、この和歌は0〜十まで全てを詠み込んでおります。

和歌の57587の音数で、「五」「七」「八」が現れます。

末の句の「よにさんと」で「三」と「四」が現れます。

中央「みこえて」の「ふ」で「二」が現れます。

難関は「六」「九」です。

「六」は地の数位で、易の陰極の数位です。

「六」は道教で云う、玄牝の門・衆妙の門です。

「六」の漢字は易の弱陰「八」に鍋蓋で「六」は、玄牝の門、天地未明のバ

ージンです。

「寶」韻文も中央「老」の画数「六画」で天隠してあります。

この和歌も中央「ふみこえて」()()の和「五」を超えた真上の数位「六」

で、衆妙の門の幽玄世界に天隠してあります。

重ねて、「ふみこえて」の五音、「(ふみ)を超えた幽玄六数位は天隠されてあ

ります。

あと残すは、易の陽極「九」数位です。

「九」数位は八重に九重、九十九里浜、五重塔の最上部の九輪の通り、永遠・

永久(とわ)の意味です。

二句の「とわのあまはら」の「とは」は永久(とわ)」で数位です。

 

Gこれにて0」〜「10」全の数位が現れました。

そして皇帝象徴の重要数位「一」と「五」と「九」も全て現われました。

勿論易の陰極「六」陽極「九」数位も現れました。

皇帝「一」は地上界の絶対の存在です。

「五」木火土金水、五材を征するのは天子皇帝只一人です。

この五材で、五行・相性相剋の激闘で、陶磁器は焼き上げられます。

「九」東西南北・水平線の彼方まで永遠続く国土は天子皇帝の天下です。

古来より皇帝象徴の紋章は「龍」です。

中国皇帝の象徴「龍」は五爪です。

和歌の中央「ふみこえて」は五音で、神器「寶」制作を勅令した玄宗皇帝

の玉座です。

中央・中天の北極星の天宮に、二聖「老子」「黄帝」と共に「玄宗」が祀ら

れております。

「皇帝」イコール「龍」です。

即ち、この「し・し」は龍と獅子が合体した「龍・獅子」です。

また地の数「六」と天の数「九」さらに天上界「十」数位も現れ、和歌に詠

まれた白獅子「白澤」は、約1300年、「とわ」唐・和の波濤を駆けて、

現代日本に、現れたのです。

そして「ゼロ」と「十」で無限大、太極宇宙の成立です。

 まさに質量無限大のビックバーンです。

 

H「0」〜「10」の数位全てが出現しました。

19の数位は道教法理「陽九の法」を秘めております。

また110和数55は道教宇宙の「天地の総和」です。

易の64卦も、日月で32音、倍数されて成立しております。

そして道教の神々が現れます。

中央「ふみこえて」の最深部に北極星・宇宙の最高神である原始天尊が天隠

されております。

和歌は5句から構成され五行思想で貫かれております。

日月は陰陽思想、道教神、西王母・東王父、女神・男神です

既に道教開祖の二聖「老子」「黄帝」は登場しました。

勿論、「玄宗皇帝」も、中央皇帝の数位、五文字の玉座に鎮座です。

以上で、「寶」の主要な人物と哲理そして神々は揃いました。

 

更に1〜10の数位に、更に果てしない道教宇宙が広がります。

「一」の「一元」太一本元の義・天子皇帝の数位

「二」は陰陽・二気・二儀

「三」は天地人、三才を秘める

   和歌三行体に玉清天尊・上清天尊・大清天尊の道教神・三清を秘

める

   更に・三玄・三光・三陽・三極・三寶を秘める

「四」は四方位・東の神(青龍)南の神(朱雀)西の神(白虎)北の神(玄

武)を秘める。

「五」は五行で木(歳星)火(?惑星)土(鎮星)金(太白星)水(辰星)

を秘める。

   五行の相剋・相生により風神・雨師・雷神の競演です。

   風神・雨師・雷神は、九の皇帝数位で再登場します。

   更に、五仙・五正・五大・五官・五帝・五星・五気・五聖と、仙人・

聖人、神々が続々現れます。

「六」は「六天」で中天北極大帝と五方大帝を秘める。

   六甲・六宗・六神・六気・六道・六龍が続く。

「七」「七元」は七星、即ち北斗7星を秘める

   更に七神・七七・七夕・七元・七星を秘める・

   「七耀」は太陽・太陰・木・火・土・金・水です。

「八」は八卦「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」を秘めます

   更に、八公・八神・八極・八寶・八梵天を秘める

「九」は「九大」に、風・雲・雷・雨・海・火・日・地・天を秘めます。

   神器「寶」の印側面に描かれた、風神・雨師・雷神の揃い踏みです。

   さらに九大・九天・九仙・九玄・九星・九気と続々と現れます。

「十」は「十干」甲・乙・丙・丁・戌・巳・痍・辛・壬・癸の天干を秘める

更に十王・十母・十倫・十極・十翼を秘める。

 

この和歌には、上記以外、更に果てしない太極宇宙が天隠されてあります。

上記を更に解説するとしたら、太極宇宙との永遠の格闘になります。

この和歌は天からの授かりで、これ以上は愚生では到底及びません。

そのため110のそれぞれの数位の、基本的要点で止めました。

以上『道教大辞典』(浙江古籍出版社)『大漢和辞典』より

 

<総論>

この和漢・太極「寶」歌は、漢字(中国)と平仮名(日本)を意図的に分け

て詠んでおります。

そして音訓世界・語彙解釈の世界・和数術の世界・白色の「し」と「〇」の

絵画世界、易・陰陽五行の世界、その異次元宇宙を暗合して詠んでおります。

神器「寶」の韻文「九文字」は19数位です。

この和歌はそれを超える010数位まで駆使しております。

また印文は「勅」で、皇帝の勅令です。

この和歌は天啓・天命です。

まさに韻文を凌駕する、未来の超スーパーコンピューターでも解析と創造不

可能な、天文学的確率の一首と自負するものです。

和漢太極寶歌は、韻文九文字を超え、日本文化の威信を示したと自負致して

おります。

神器「寶」は、“焼成不可能”地球上に一点も存在しない焼き物です。

神器「寶」完成の為、節度使の傭兵50万が、広大な黄土高原の松科の大森

林を根絶したのです。

不毛の黄土の問題は、人類史の謎でありました。

神器「寶」の事業を、今日の邦貨に換算すると日本の国家予算に相当いたし

ます。

唐代は勿論、楊貴妃渡来の大和の時代から現代まで、歴史の多くの状況証拠

と物証、数々の傍証が、神器「寶」の史実を指し示しております。

「寶」の旅路に牽強付会や矛盾は有りません。

この奇跡の和歌は、「寶」の史実の証として天が授けてくれた奇跡の和歌です。

この天文学的確率の一首が、日本国の関係者の疑問符に、完全終止符です。

神器「寶」解明本に、枝葉な錯誤があったとしても、歴史の大脈・大本は、

200%間違いはありません。

神器「寶」解明は天命・宿命でした。

天の原は、交合・瞬き“満天の銀河”です

 

平成30518