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龍神楊貴妃伝

楊貴妃渡来は流言ではすまない

       蓑虫

この著者も変人である

楊貴妃が日本に来たことを真実として、究明している

著者は、高野山熊野の伝説と楊貴妃を結び付けている

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承禎は長崎に字地名に「楊貴妃」がある天草か、山口県長門市かどちらかの方

が、可能性が高いと考えている

承禎には何とも言えない

ただ3ケ所とも可能性はゼロでは無い

なぜなら、神器「寶」は玄宗皇帝の宦官、高力士が楊貴妃に持たせた可能性が

あるからである

焼成不可能な神器・太極「寶」が日本に現存する

この「寶」を誰が日本にもたらした可能性を追求したら楊貴妃が濃厚である

承禎の推論の方が遥かにリアリティーである

欄外に承禎の推理を掲載しておこう。

読んでいて・著者蓑虫氏は、承禎より教養がある

承禎は中国語が読めない

致命的である

この本で、長恨歌をあらためて、読んだ

「寶」解明・執筆時、深く読んでいなかった

王敏女史に「寶」本をあらためて送るか、悩んでいるかやめておこう

王敏女史も楊貴妃が日本に来た可能性に言及している

うっかりしていた

そこまで推理を広げたら「寶」本は2年~3年は遅れていただろう

いや経済的に無理であったろう

それに王敏女史が日本国籍を取っているのか分からない

帰化しているなら、送っても良いが、いずれ「寶」が世に出れば必然的に会う

機会もあろう

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「寶」本は中国と日本文化の威信をかけた乾坤一擲の戦いである

なぜ30年以上費やしたかは誰も分からない

果てしない果てしない気の遠くなる戦いであった

もう少しである

平成29812

 (王敏女史からの返書)