房総半島一周
約7年費やして、日本の四十八都道府県で、旅していない県は千葉県だけであ
った
紀伊半島一周、伊豆半島一周・能登半島一周、北海道・九州・四国・山陰山陽・
東北・中部圏・そして沖縄本島と石垣島も制覇した、そして先月鳥取の砂丘か
ら若狭まて、車を走らせた
残すは千葉県だけであった
意を決し、先日の3・4・5の三日間で、新幹線で東京まで行き、京葉線で西船
橋に行き、そこからレンタカーで、房総半島を一周して来た
東京湾沿いの内房総・そして太平洋岸の外房総・九十九里浜・銚子港の付け根、
犬吠埼・茨城県の鹿島神宮・千葉の成田山新勝寺を巡って、西船橋に戻って来
た。
これで日本を見渡して、おもだった名所旧跡は行って来た。
一応これで日本制覇を完了した
日本百名山、隠岐の島、佐渡その他まだ抜けている所は多々あるが、マアこれ
で良し、である
「寶」の戦い同様、過去七年、熱に浮かされたように、日本を駆け抜けて来た
泣いても笑っても一度しか無い人生である
全ては「寶」の戦いに備えての爆走であった
承禎の場合、普通の人の楽しむ旅と少し感覚が違う
日本を知る事は己の位置を知る事でもある
愛する祖国日本を知らないで、大陸中国と戦えない
「寶」の戦いに備える為、意識して自分自身の内面の濃度を高める旅であった
全ての行程は、天候に恵まれた。
雨の日は、特攻隊の地・知覧だけであった
それも霧雨程度で有った
承禎も随員の山下も晴れ男晴れ女であった
台湾一周とソウルはおまけであった
頭で無く、これで、体で日本全体を体感した。
承禎は人より頭が悪い分、総べからず体で覚える事を心がけている
知行合一である
頭は悪いが、先祖に粘り強い体と、貪欲な好奇心に感謝である
これで安心して「寶」の戦いに打ち込める
承禎は犬年生まれである。犬吠崎の灯台の端で太平洋に向かって「寶」の戦い
の決意を吠えて来た
これで、後顧の憂いは無くなった
頭と体に日本列島全体が入った
あとは前進のみである。