随想
まだ内外の混沌の中に身を晒している
己の意識の内に天命宿命を鮮明に自覚している
しかし、日々の現実の中に情と欲望と打算が絡み合って、混沌が渦巻き、濁流
の飛沫(しぶき)が、怒り悲しみの粒となって身辺に飛び散る
強欲な欲望に傲慢が激突し、世上が渦巻き、天上を焦(こが)し、混沌が天を覆
(おお)う。
大義を掲げ、道義と道義が憎悪を生み清濁混沌が渦巻く
大義を疑う道義が、憎悪を生み、謀略と中傷に目を背ける
謀略は謀略を生み、さらなる混沌を醸成する。
傲慢と傲慢の激突である
いずれ熾烈な戦いに道理の審判が下る
天の審判では無い、是か非か、可か否かの世上の審判である
亀裂は大きな禍根となる
この世は非情・無常・大河の道理
時間は天の贈り物。
時は傷を癒し、亀裂を埋め、川は大海に注ぐ。
四方八方からの轟々(ごうごう)たる非難・中傷は無言の盾で甘受しよう。
虚無の無、晴耕雨読。
ただ我が道を行くのみである
人は夢と安寧を求め戦う
真なる大義は遥かなり