王敏先生B

 

そして話は先に飛ぶが、「寶」本完成後、私は中国の陳健駐日大使に「寶」発見の書状を認

めるのである

そして中国故宮博物院の鑑定を願い出るのである

その書状と故宮博物院の公式鑑定を末尾に掲載する

大使館は各国政府の出先機関である

大使館が動いた事は、即ち中国政府が動いたのである

なぜ動いたのか

それは王敏先生が大使館の中にある文化部への「寶」の事情説明があったからなのである

そして陳健大使の命令により故宮博物院の最高責任者の署名で富山県氷見市の私宛に来た

のである

鑑定内容は多少危惧はしていたが、それでも私の全く意に反する結果であった

●それは陶磁器でなく自然石で清朝時代の印であるとの鑑定結果であった

普通の人間なら、完全に落胆するであろう

いや、自殺も考えるかも知れない

私は日本で指折りのアホである

そして故宮の館長より日本中の誰より歴史と陶磁器を研究したとの自負がある

私の心の中に、その鑑定結果を10%は有り得ると予測していたからである

その理由

★@まず現物を直に手にして鑑定していない

★A中国は文化大革命で道教を破壊の標的とした

★Bしたがって優秀な歴史学者は殆んど台湾に逃亡するか粛清された

★C世界で一点もない4.7×4.7×7mmの空洞の無い陶磁器である。

陶磁器では無いと判定するのが陶磁器の専門家である

     D私の「寶」本は、私の力不足もあるが、そしでも日本の学者でも相当真剣に読まなく

     ては完全理解が困難な書である

「寶」本は全て日本語である

どの程度理解したか、はなはだ疑問である事

★中国の文化レベルは相当低下している

以上の理由で私は全く意に介さなかった

ますます、この「寶」は世界一の秘宝を確信したのである

全くプラス思考!

おめでたい人間と、自分で自分に呆れている

平成191028