★★★

古陶磁の科学  内藤匡

 

承禎は中国の焼き物の本を書いた

しかし残念ながら焼き物を焼いた経験が無い

その為、焼き物を焼いた経験のある人

しかも、日本で指折る人また九谷焼研究所や富山県中央研究所(工業技術試験所)その他

に聴いて回った

この本は相当前に一度目を通したが、承禎の苦手な科学的見地からの研究で、「寶」に関係

ある箇所を読み飛ばしていた

水産センターの講演の後、少しだけ時間が空いたので書棚から取り出して今一度目を通し

唐代白磁に関する着目すべき重要な記述が約一ページに載っていた

そこで、先月その箇所をコピーし竹内名誉顧問にお送りした

竹内先生もこの本を読んでいない可能性が高い

何故なら、専門は日本の茶器である

記述によるとバクダットから100キロチグリス川を遡ったサマラに唐代の陶片が大量に

出土すると云う

記憶に間違いなければサマラは確か自衛隊のPKOが派遣された場所の筈である

送ったコピーを竹内顧問はどう考えるか見モノである

同時、反論出来ない傍証図も送った

待つしかどうしょうも無い

「寶」は完璧で有る

さあ竹内顧問はどうするか

見モノである

最早、逡巡も背走も歴史が許さない

日本国の威信が懸かっている

平成281024