吉野裕子博士@



私は「寶」本4回書き増し一応の完成とした

最初の2回に吉野先生の記述は無い

それでも参考文献に吉野先生の名前はある

厚手の3版目8章5に、吉野博士が「寶」について著書で取り上げて戴いた、記述が掲載

してある

3版は平成11年9月5日とある。

従ってそれ以前に吉野先生とコンタクトを取っている

吉野先生の易と陰陽五行研究の著書がなければ、「寶」解明は果たしえたか?!

と思うほど私には貴重な研究書であった

だから「寶」本参考文献の欄で『大漢和辞典』の次に掲げてある

吉野先生の研究命題は日本の民俗学である

しかし日本の民俗学を研究すれば、そこに潜む中国古代の哲理「易と陰陽五行思想」をも

って照射しなければならない

吉野先生は日本民俗学の新天地を開かれた、

それまで東大柳田國男先生が民俗学の巨人と崇められてきた

私も一応柳田先生の諸本をサーッと舐めたが、全く私の胸に届かなかった

たしか吉野先生の著書の中に、柳田先生の民俗学は空理空転するとあった!と記憶してい

私も同感であった

私からみた今日の大学における中国研究者も同様である

歴史の大河の川面しか見ず、大河の底流、川底を見ていない

まさに吉野先生こそ日本民俗学の第一人者なのである

平成191023


 


 

吉野博士の経歴