★雪舟&等伯

★魯山人の宇宙

 

先週の水曜日、富山の水墨美術館の雪舟&等伯展と高岡市美術館の魯山人展に車を走らせ

人生は一度しか無い

時間は有限である

それでも、何でも見たい

何でも体験したい

思い立ったが吉日

女性と美術品と酒には目がない

見る・舐める・食べる、実体験それが承禎の人生哲学である

美の世界には、作者の思想・哲学・美の宇宙が表現されてある

より高い作者の作品を観賞する事により、自分の美意識も向上する

過去、毎年開かれる県立美術館の日展を20回前後、色々な処の東京・京都・金沢などの美

術館・街の画廊・骨董市その他、ピンからキリまでの何万点の絵画・工芸品・陶磁器を見

て来た

洋画・日本画、理解できない抽象画も見る・まさにジャンルを問わない雑食人間である

承禎の美の観賞スピードは、一・二分で猛烈に早い

目に留まった作品で、足を止めて見ても長くて5分であろう

パッパッパと見て、作者のレベル・美の宇宙を脳裏で瞬時に判断する

好事家や専門家からは、それは観賞態度では無いと批判が出そうである

であるから、余り友達と一緒に行くのは、面倒である

事務員と行くのは帰りの車で焼酎を飲みたいからである

これだけ多くを観賞したので、昔ほど感激が無い

世界一の「寶」を手にしたからであろう

承禎の父親は書や絵を嗜(たしな)みマアマアの腕前であった

祖父・父・兄・皆古美術が好きであった。

家系・血である

それが運命的に「寶」に引きあわせた

人生の終盤戦、ふりかえって最高の人生である

日本中で指折る人生である

平成271025