秋の随想
自分もそうであるが、自分が貶(けな)されたり、低く見られたりすると、いたってプライドが傷つき、その相手に対し敵愾心を抱く
どんな人にも、探せばいい所、長所の一つや二つある
自分を冷静かつ客観的に見つめれば、欠点の塊(かたまり)が歩いているようなものである
であるから、人の事はあまり言えない
地球上にミジンコや蟻・空飛ぶ鳥そしてライオン・クジラ・象など多種多様な動物がいる
同じように人間界にも十人十色ではない、千差万別、いや何十億人の個性をもった人間と云う生物が生息している
昨日ノーベル賞の発表があり、生理学とニュートリノの質量の発見で日本人二人が受賞した
考えるに地球上に教育を十分うけていない人間もいれば、宇宙の根源的物質に迫る研究をしている人もいる
人間界には何億段の知的階層が共生している
人間の価値は皆等しい筈であると考えるが、それでも知的面からは上に上があると云わざるを得ない
その距離は、地球と宇宙の果て程の隔たりが有る
承禎が日本人で偉いな~と尊敬する人は、徳川家康・明治天皇・吉田松陰・福沢諭吉・昭和天皇・松下幸之助・本田総一郎・司馬遼太郎先生・藤原正彦先生・百田尚樹先生、その他がいる
本当に日本にも世界に誇る人がいる
承禎がとりわけ凄いと感じるのは「学問のすすめ」の福沢諭吉先生である
日本人でも上に上がいると感心する
「寶」解明で出会った人で驚異と感じた人は何と言っても未来の超コンピューターでも解析と創造不可能な太極の韻文を考案した司馬承禎である
中国では老子・孔子・孫子の三人が印象深い
しかし司馬承禎は三人の更に遥か上で有る
司馬承禎は1300年前に、既にイギリスのホーキング博士が提唱した現代宇宙理論のビックバーン宇宙を理解していた
それを「寶」の印面の九文字「太極」で現していた。
そして彼は己の偉業すべてを、歴史の闇に秘して、沈黙の彼方に霧散した。
驚異以外の何ものでもない
「寶」の身近では草柳大蔵先生・黒川総三先生・藤井善三郎先生である
御三方共・承禎の遥か彼方を歩んでおられる白眉の方々である
大学の教授などはサラリーマンであるから相撲に例えれば実業団、幕下付け出しが関の山である
「寶」本の前に、98%が沈黙・背走である
承禎はホモサピエンスから漸く人類の仲間に入った段階で有る
それでも先生方から承禎の「寶」本を認めて戴いた
氷見の夜の巷(ちまた)を飲み歩いていると、本当に話したい人間がいない
蟻かミジンコクラスが殆どである
出かけず家でテレビか本でも読んでいればと思うが、そうもゆかない
代表を降りたと云えど、不動産屋の相談役、会社に席を置いている
シャバの空気も知っておかねばならない
心境は何かと複雑である
全てに対し待つことが嫌いな性格で有る
アクティブな生き方、未来志向こそ自分を活性化し、老化を防ぐ
原稿を打ち込んでいて、今朝もまとまりのない原稿となった
思考回路が混線し、いたる箇所がショウトしている
止めよう
平成27年10月8日