★★★
武則天20〜25完結 6本
則天武后ほど、魅力的で怖い女はいない
大唐の政務を殆どテキパキこなし、67才で周を建国し中国史上初めての女帝に登りつめた
67才になって精力衰えず、中国全土から選ばれた若い美男子のハーレムを造った
取り分けその中で美男子の兄弟と酒池肉林を繰り広げたと云う
自分が生んだ子供3人を死に至らしめた
そして夫の親族の殆どを獄死させたと云う
さらに、死刑囚であった二人を現代の法務大臣と警察庁長官に抜擢させ、人間が考えられるありとあらゆる拷問で無実の政敵を葬った史書は語る
その則天武后が「寶」の制作に関わっていたのか、27年程前、「寶」解明に没入していた頃、
承禎に取って大問題であった。
当時もし則天武后が「寶」製作を命じていたと確信したら、承禎は「寶」を破壊するか海に捨てていたかもしれない
それ程深刻な問題であった
当時、偶然則天武后のビデオ映画が放映されていて食入る様に見ていたのを今も鮮明に覚えている
武后は自分の生んだ3人の子を死に追いやった
そして無実の政敵をあらゆる拷問で獄死させている
しかも連座で五族・九族まで悶死である
目を疑う史実である
当時のビデオは、則天武后の陰の部分、負の部分からの武后像で描かれていた
しかし今回のビデオは陽の面、政治家としての功績面、苦悩を描いている
人間には、陰と陽・善と悪・光と影・功罪と功績・愛憎・全てが一体となってある
善だけでは馬鹿である、光だけでは発狂する・功績は多くの功罪の上に成り立つ、愛憎は表裏一体である
武后の苦悩が観える年ごろになった
師・黒川先生が愚生を千里眼と称した
まさに「寶」解明は「寶」の史実と存在の科学的証明で有った
4550名が参集する中国史研究の四大学界が異論反論出来ず・沈黙背走である
机上の学問である
「寶」本を読んで、「寶」が分かった先生は黒川先生・草柳先生・藤井先生・王敏女史・竹内先生その他・日中で約10人程であった
このビデオを見て、全てを終えた
寶解明に8年、その後日本中に叫んで17年・25年の歳月を要した
いよいよ最終章に突入である
平成27年10月3日