ブラジルK3
Kの話しによると夫に死に別れ一人身であるとの事で有る。
そしてKの新湊の不動産を見てヤバイと一切Kから手を引く事にした
承禎の危機予知の警報が鳴った
Kのお店へも行かない
そして携帯にも出無い
Kの魅力にひかれつつも、シャッターを完全に閉めた
女にモロに甘い自分との戦いであった
携帯が一週間ほど毎日懸かってきた
携帯を非通知にしてもらった。
そうしたら、電話の代わりにメールが一日にニ回ほど毎日入ってきた
その事実は、二人で2回行ったモ○ジ、のママが一部始終を知っている
マイッタ
あえなく人伝に、Kが店を替ったのを聞いた
歩いてニ三分直ぐ近くのスナックで有る
ニ三日後Kから店が替った事をメールで伝えて来た
それでも、難くなに拒んだ
それから一週間ほどして、そのお店の前を通りかかった
お店は○福やモ○ジなど毎日通うお店の道筋である
そんなある夜の帰り道、フラフラと店のドアを開けた
Kの魅力に負けたと云うより、自分に負けた
大げさに考えれば運命であろう
顔が合った途端、Kの顔にパッと笑顔が広がった
勝負有り
そして承禎の前に来て動かない
Kは他のお客は数人は全く無視であった
カウンターで対応するKが自分の家を一度見に来て!!!!と強く云った
そうそう新湊のビルは何十万円で売ったとの事である
これは一安心であった。
約束したからには仕方が無い
翌日Kの家に向かった、上庄谷、大野の山際の家で背後は森である
家の片側に結構大きな鶏小屋と裁園がある
その鶏小屋に150羽のチャボ・名古屋コーチ・ウコッケイ・日本キジを飼っていた
裁園には色々なハープ・トマト・ゴーヤ・茄子を育てている
そのハープの説明の得意げでKは生き生きしていた
そして可愛い小学校四年生の女の子と猫が二匹、子犬が二匹の生活。
ビックリであった。
地面の一角で家電製品のスクラップやアルミの空き缶を集め、それを分解してお金にしているとのことである
生活は厳しいだろうと想像するが、Kはそんな事は顔にも出さず、力強く明るい
スナックのお店の格好と違い、長靴に作業着である
ビックリしたのは鶏を小屋から出して、自由に飼育している
小一時間でKが手を叩くと鶏が小屋に走って戻って来る
150羽の鶏がKの合図で、見事に行動する
更に鶏と犬・猫が喧嘩もせずに仲良く共存している
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承禎の経験したことの無い世界がそこにあった
諸々考える事があった。
平成27年9月13日