★★★

『人口で見る日本史』     鬼頭宏

 

いろんな事を研究する人がいると感心する

また必要である

ザーと目を通して感じた事は、食料と人口、疾病と人口の相関である

昔、日本の耕地面積で養える人口は約5000万、窮屈を我慢して養える人口は7500

万人と誰かに教えて戴いた

縄文時代の日本の人口は2万〜7、6万

弥生時代が約60万〜奈良時代451万人(70〜90%が渡来人?!とある)

始皇帝の除福渡来伝説は本当であろう

古墳の前方後円墳、天円地方も第2波の渡来人であろう

下って平安〜安土桃山時代、約550万〜1220万人

江戸時代前期3128万

江戸中期・後期は前期とほぼ同じ

幕末、維新3200万

明治(1900年)4650万人

大正・昭和前期5600万人

そして生めよ増やせよの人口爆発である

女は産む機械

国の政策であった

反対に毛沢東は一人っ子政策

生む機械停止の国策

国の大臣として詩情や感情を入れず産む機械発言した大臣はクビ

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お気の毒様である

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戦時期と戦後期8400万

昭和後期・平成期1億2700万人

数字と統計は冷徹である

小説では見えない歴史が見えてくる

これから小子高齢化に向う

人口減少は2100年頃には4500万人と推計されると言う

明治時代に逆戻りである

何百年後かに我々の生まれたこの昭和〜平成初期を“太陽の時代”と命名されるかもしれ

ない

私は歴史を振り返って世界の歴史かって無かった史上最高の時代に生まれたと、思わずに

はおれない

この本は恐らく余り読まれない著書であろう

しかし私にはとても面白い本であった

統計から見えてくる世界がある

三ツ星★マークとしておこう

平成19921