京都藤井有鄰館@

藤井善三郎館長

 

京都藤井有鄰館を最初どうして知ったのか思い出せない

多分、国内の中国工芸の美術館を色々調べていて行く中で知ったのであろう

後年分かった事であるが、藤井館長は幾つもの大学の非常勤講師も勤めておいでるそうで

ある

またアメリカ東洋美術関係のパーティーにも招かれる程の館長である事も知った

そして高岡美術館の館長が藤井館長の事を“雲の上のお人”と評した

中国語もペラペラ、そして美術品を見る目も本物である

豪放磊落、かつ繊細かつ明鏡止水、まさに龍のお方であった

私は命=のお金の代償を払い、手痛い失敗(損害)をするか、人生の中で死を感じる程の、

とてつもない挫折を経験しなければ、心の目は開かないと今でも思っている

藤井館長の鑑識眼はどのように開かれたのか知るよしも無いが、兎に角凄い

私が藤井有鄰館を訪れショーケースの上に「寶」を載せたと同時に、間髪入れず声を出し

て“素晴らしい”を連発された!

そして少し離れた所においでた奥さんに声を発し、強く促すように2度3度手招きし再び

“素晴らしい”を連発された

藤井館長の感動したその場の様子が、今も脳裏に鮮やかに残っている

藤井館長の終始一貫する「寶」の支持はこのHPに掲載する書状の通りである

世に人はいる

まさに館長は日本で指折るお方である

私にとって千軍万馬の援軍なのである

平成19925