津和野と森鴎外

 

第一日目は秋吉台を経由して本命の萩に直行し夜はホテル「本陣」に泊った

本陣の大浴場の竹庭はなかなか良かった

勿論、夜は和食の食べ処、そしてスナックでカラオケである

何処のスナックへ行ってもママさんたちが、お世辞でなく承禎の歌を称賛してくれる

ホント

それはさておき、二日目は山陰の小京都と云われる津和野である

萩を発って直ぐ、世界遺産に指定されるかも知れない反射炉を見に行った。

そして一路、国定公園の海岸線を快走し津和野に向かった。

津和野は森鴎外の生れた土地でもある

森鴎外の「高瀬川」「山椒大夫」あたりは、内容は忘れたが若いころ読んだ。

また前回の旅行の四国道後温泉に行った時、夏目漱石や正岡子規等と交友が有ったことを

知り、鴎外を更に身近に感じた為、その生地を確認したかった

津和野は小さな盆地の様な所で、人口が3000人程らしい

聞くところによると、これと云った産業もなく、観光だけが唯一の外貨収入の土地との事

である

俳句の写真の処に載ってないが、その津和野にかなり大きな稲荷神社があった

稲荷神社を参拝するのは初めてである

御稲荷さんは確か商売繁盛、現世利益の神社で有る

承禎もやはりお金がもっと欲しい

先行き心配である

マアマアそれはそれとして、その晩は旅館「わたや」に宿を取り、食事処とスナックでカ

ラオケを歌いに行く

カラオケは旅の恥の掻き捨て、所々のマーキングみたいなものである

考えれば、旅行そのものが、承禎の生きた証のマーキングである

平成27611