全国美術館会議議長
紹介の順序は逆である
文兆堂、西田氏を紹介の前に
それは良いとして、私の「寶」解明の道へ走らせたと言って過言で無い蓑豊氏を紹介しよ
う
して招請したのである
これまた不思議な出会いである
当時私はなにげなく、NHKのテレビを見ていたら蓑氏(当時の肩書き副館長)が出演し
ておられた
そして蓑副館長がアメリカ帰りである事を知った
私は蓑館長がアメリカ帰りでなかったら、間違いなくコンタクトを取らなかったであろう
私は今も昔も役人とは肌合いが全く合わない!
商売の関係で役所へ何度か足を運んだが、どうも役人とは合わないのである
役所の人にすれば、身を守るのと、法律がある・・・当然なのである・・・
私のセッカチと法律の範囲を逸脱する考え、また段階を踏まない行動・・・・・相手にす
れば困惑以外の何ものでも無い・・・・当然といえば当然なのである
恐らく11月頃から、再び学会との戦争が始まるであろう・・・・・筑波大学の堀池氏と
の確執も半分は私にも責任があるのであろう・・・・・
今ひとつ、公的美術館に問わなかったのは加藤唐九郎の「永仁の壷」事件、また「ガンダ
ーラの釈迦像」事件が私の記憶の中にあったからである
公的博物館、美術館の関係者はサザエの蓋、間違いなく公式鑑定は下さないであろうとハ
ナカラ考えていた
・ ・・・・そんな思いと考え方はこの年になっても、直っていない・・・
セッカチで厚かましく!単純バカでありながら執念深い、それでいて淡白、明け透け、警
戒心を抱かない!大胆で無防備、それでいて猜疑心が強い、わけのわからない自分に自分
で呆れる
それは横に置いて、兎に角私は相手がどんな人であっても物怖じしない!そして厚かまし
い
私は翌日即、
そして翁から命脈を託された「寶」「瑠璃の壷」を見ていただく事に成功する
セッカチな商売人である、翌日即大阪に車を飛ばした
初版本そして改訂「寶」本でその場面は紹介してあるが、今一度記しておこう
初対面の蓑さんであったが偉ぶらず本当に気さくな人柄であった
蓑館長は「寶」を見るなり、開口一番、焼成可能!とまさに断罪した
私は呆気に取られた
そして、自然石とは断罪しないが、その可能性も否定できない!との言葉を継いだ
蓑館長の興味は「瑠璃の壷」に注がれた
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
蓑館長のあと、西田文兆堂の社長も焼成不可能・・・・・
・ ・・・・・・・・・・・・・・・
私は益々この「寶」に底知れぬ思いを抱くのであった
今年四月、蓑氏はニューヨークサザビーの副社長就任のため日本を発たれたそうである
私はその数日前この改訂「寶」本をお送りした
機上で「寶」本を読んでおられる筈である
平成19年9月16日