日本の国宝展

 

 

月曜日は美術館が休館で、そのため二日目は鎌倉で、帰る日の三日目は上野の国立博物館

の国宝展である

博物館内は国立博物館だけあって誠に広い

正倉院の国宝、京都の寺社・奈良法隆寺の国宝・中尊寺の国宝、さらに全国の寺社の国宝・

重要美術品が一同に展示されてある

最高の企画である

各々の寺社を訪ねても一般公開がされず、展示されていない処もある

それを考えると、東京に来た甲斐がある

まさに承禎の信条、時間の短縮である

一まわりして、考えると日本の美術品の水準と繊細さが分かる

中国の美術品を完全に上回る水準の高さで有る

前回、東京で開かれた台湾故宮博物院の国宝より遥かに気高く、気品に富み、繊細で有る

同じ日、エジプト展も見たが石物と金細工の工芸品で日本の国宝群と比べたら問題外であ

また中国の絵画より日本の絵画の方が完全に上で有る

世界を見渡して日本の美術と対比できるのは西洋絵画くらいである

韓国の美術品も日本の美術品と比べたら一段下である

韓国の焼き物を見ればそれが分かる

何故日本の美術品が中国や韓国より上なのか?その原因は以下で有ろう

日本の周りは海で有る

そして緑あふれる山々と清流が有りそして春夏秋冬の四季がある

そして温暖で適度な湿気が繊細な人間気質を育む

また神道や仏教などの、穏やかな信仰心も見逃せない

国土もエジプトなどの砂漠や韓国などの岩山では無い

その地政学的自然の恩恵で、情感豊かな美的センスが醸成される

そこから創作される、日本の美術品はヨーロッパの絵画群と並ぶ世界第一級の水準である

そのことを、この国宝展で確信した

平成261027