台湾故宮博・東京出張(その一)
東京へ20・21・22日と出張した
かねてより、台湾故宮展が上野の国立博物館の平成館で開催されると云うので、予定して
いた
承禎は身の危険を考えると大陸中国には行けない
台湾は親日であっても、中国の特務機関の手がいたる所に張り巡らされてある筈である
それでも「寶」の闘争を考えると、どうしても中国4,000年の美術工芸品を出来る限り
直接目で舐めておきたい
NHKスペシャルの中国番組、またビデオ映画もでも相当見た
さらにこれまで、台湾故宮・北京故宮の収蔵美術が収録された写真付き美術書の殆どを舐
めて来た
また中国美術工芸の収蔵で、世界的にも有名な京都藤井有鄰館も二度訪れている
台湾の収蔵品は蒋介石が北京の故宮博物館から丸ごと移送したものである
そのため北京の故宮博物院はそれ以後の発掘されたものか、残された二流とは云わないま
でも台湾より格下の美術品であろうと思われる
そんな訳で、国立博物館の子供達が夏休み中の特別企画は絶好のチャンスで、何としても
行きたいと満を持していた
電車切符の手配とホテルの予約は事務方に事前に済ませて貰っておいた
朝早く高岡駅に行き、電車のはくたかに乗り、越後湯沢そして新幹線に乗り換え、上野に
まっしぐらであった
電車の中は黄文雄先生と竹田先生の中国書籍を読み、時々、瞑想をしながらあっという間
の上野である
コインロッカーにカバンを預けて、慌ただしく上野公園内にある国立博物館横の平成会館
に入る
広い幾つかの続き会場には、銅製の祭器・中国絵画・書道・陶磁器・玉製品などがずらり
展示されてあった
会場入口正面に銅製の大型祭器がドーンと展示されてあった
恐らく、正面に飾られるその祭器は台湾から持って来た工芸品の中の恐らく@A番のもの
であろう
それとパンフレットに載る写真の幾つかの品も、故宮の指折る重要美術品であろう
勿論、台湾故宮の収蔵品は何十万点とあるらしいから、展示品はその何十万分の一と考え
られる
それでも、その中からピックアップして持って来たものであろう
承禎に銅製の祭器や書・玉製品に関心は無い
陶磁器としての「寶」の位置を確かめる為である
残念ながら、陶磁器で感嘆する品は無かった
やはり私の目には、「寶」が群を抜いていた
中国4,000年の至宝とあらためて確信した
それでも、手のひらに載る小さな「寶」を、この会場に展示しても「寶」の価値を分かる
人は何人いるか?????!
恐らく居ないであろう
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兎に角、足を運んで、実際に舐めた
それが、寶の闘争の確かな戦力である
大きな山を乗り越えた
会場で瞑目し、約25年、四半世紀の旅路を走馬灯のように振り返った
夜明けは近い!!!!必ず勝つ!!!
出張の主眼、第一目的は果たした
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!