北海道随想
旅行出発日の7月14日は超大型台風が温帯高気圧となって北海道から消えて行く頃で、
函館に着いた頃は、完全に消え去っていた
また、子供達の夏休み前で、国内の観光客が押し寄せる前で比較的少なかった事が、幸い
した。
であるから、どの道路も全体に車も少なく、ぶっ飛ばせた
季節も花の季節、観光のエアーポケット・最高にラッキーであった
旅行が一週間早かったら台風で予定が狂っていた可能性が大である、また一週間ずらした
ら観光客のラッシュ、まさにグッドタイミング絶好の一週間であった
幸運に感謝して、旅行で感じた事を幾つか書いておこう
九州旅行でも感じたが、台湾か中国か分からぬが、中国人の旅行客の多いのには驚かされ
た
台湾は親日である
何となくその表情の柔和さに台湾人と感じた
美瑛で彼等の感動し満足した笑顔が印象的であった
それと、釧路港の氷見の海鮮館の二倍程の観光市場の建物に5月〜10月まで営業とあっ
た
それを見て、冬場の観光客の激減と北海道観光業の厳しさが窺(うかが)われた
それと九州の熊本と正反対に民家のどの家も、とても小さい
豪邸らしき建物が殆ど見かけなかった
小樽のタクシー運転手が案内してくれたニシン御殿でもそんなに驚く程でなかった
家が小さいのは、冬の厳しさをしのぐ、暖房のせいであろう
各部屋ごとの暖房ではだめで、家全体を暖めなければ生活出来ないからであろう
それと、網走から知床に向かう途中気がついた事であるか、各家々の玄関前や軒先に植樹
や草花がとても少ないのに驚かされた
生活が厳しく庭の手入れまで手が回らないのか、気候のせいか分からないが、兎に角、閑
散、殺風景な家並みであった
振り返って北海道全体がそうであった
個人個人の感性は美瑛の花の絨毯をみれば、あるのだろうが、とにかく本州とは違う
歴史文化が浅いのも一因のような気がした
今は分からないが、数年前まで沖縄北海道開発庁長官がいた
沖縄も本土より所得が低いと何かで耳にしている
北海道を旅して、その感を濃くした
それは別として日本列島は地政学的に見て、調和のとれた素晴らしい国と改めて感じた