出雲大社その三      

                

最初に訪れるのは漫画家水木しげるのゲゲゲの鬼太郎の漫画で町おこしをしている

境港であった

私は全く期待していなかった

マアそれでも氷見市の観光の参考になればと考え、境港に降り立った

境港はNHKのテレビドラマと漫画ブームで一時期、テレビやマスコミが騒いでいた

そして一部氷見の商工会議所の若手青年部などが、氷見出身の藤子不二男を担いで

観光の戦力にしようと、熱を入れていた

しかし承禎は、懐疑的と云うより否定的であった

観光資源の少ない山陰地方の漁村なら、マア仕方が無いが、私は氷見100年の観光戦略

は、浅野総一郎と斉藤弥九郎、それに能面師の氷見宗忠に万葉集の大伴家持と神話の垂姫

伝説、そして獅子舞と考えている

藤子不二男の漫画はそれらの主役のサブ的存在と考えている

氷見市には文化的観光資源は十分あるのである

それを活用出来ないのは団結心とレベルが低いだけなのである

平日であったが境港の閑散とした漫画通りを見て、私の考えが間違いなかった事を確信し

た。

漫画では一時のブームはあっても、リピーターにはなりえない

氷見市の若手のリーダー達よ、考えが稚拙である

そのような頭だから商売も頭打ちなのである

私にとって漫画の境港は二度と訪れる事は無いであろう

子供にせがまれて訪れる親たちの脳味噌も、幼稚である

昔々何かの本で水木しげるが死人の写真を何万枚も持っていたと書いてあった

確認していないが、事実であれば、その漫画に対する執念だけは敬服に値する

しかし内面はグロテスク、変人で有る

鬼太郎の漫画もかなり見たが、私にはそれほど面白くなかった

ようするに、映画ならばゾンビ、香港映画キョンシーの世界である

散策も早々に引きあげて来た

平成251124