東京二日目

 

「高輪プリンスホテル」どこかで、このホテルの名前は耳にしていた

世界でも指折る地価の高い東京で、広大とも形容できる、もの凄く広いホテルである

1000人収容できる大広間、会場がある

庭園も広い

池や茶室があるその庭園をゆっくりと散策した

兎に角、その広大な規模に感心した

時間を見るとまだ余裕が有った

そこで、根津美術館へ行く事を思い立って、品川駅に走った

駅名は忘れたが、兎に角、路線を乗り継いで急いで駆けつけたら休館

参った

それならば、三井記念美術館に猛進

美術館に入ると入口ロビーの階段から、美術館に場違いな走るように降りて来た二人連れ

に反射的に目がいった

何と東洋陶磁学会の竹内順一名誉顧問である

御互い一瞬、気がついた

間合いは3・4メートル、心もち駆けより、固い握手

竹内氏も急いでいる様子

私も、大東建託の時間が無い

御互い、ヤア、ヤアと握手を交わし、別れた

御互い30秒づれたら、会っていない!!!

まさに偶然!!!1000万分の1の確率、である

「寶」が引き寄せた

それは兎も角、私も大東の会場に急がねばならない、

館内を殆ど小走り10分で会館を出た

展示品は織部焼一色であった

古田織部は江戸時代のピカソと云われた人である

自分の想像以上、相当な数が残っている事を知った

収穫は、それで十分である

そして品川駅に着いて、タクシーである

何とか間に合って研修と懇親会の会場に入った

大東建託の役員の話に耳を傾けながらも、心は既に夜の東京であった

 

平成251028