旅その二・尾道・千光寺

 

尾道・千光寺は勿論初めてであった

旅行の名所の中で私にはここが、一番印象深かった

ここに志賀直哉(暗夜行路)・林芙美子(放浪記)そして俳人正岡子規・徳富蘇峰、等が訪

れている

日本を代表する文人がここに足を運び、逗留しながら小説を書いたと云う

この瀬戸内海を望む景色を眺めながら、納得であった

数学者の藤原正彦先生がノーベル賞受賞者は景色のよい処、荘厳な環境が才能を育むと断

じている

一流の文人は一流の環境を求める

承禎は「寶」本を書いたとはいえ、文人では無い

このHPで遊んでいる素人の物書きである

それでも、私の生れた町内は、朝日山があり上日寺があり、山も海も近い

そして富山湾対岸の立山連峰のパノラマは絶景である

であるから、その自然環境に恵まれたから、寶本が書けたと今では理解している

それにしても、素晴らしい眺望で有った

瀬戸内は国立公園の筈である

素晴らしいの一言で有った

平成25928