旅行回顧二

 

そうそう、二回目の盛岡のホテルで、夜十二時1人で飲みに行きたくなった

ホテルについて諸々確認して落ち着いたのが11時を回っていた筈である

山下女子も、お隣の部屋で確実に寝た

心配で廊下に出て、非常口を今一度確認したら、このまま寝るのは惜しく、飲みに行こう

と思い立った

フロントに外出を告げ、繁華街までの簡単な説明を聞いた

ホテルを出たら直ぐ大きな通りで、それを左に曲がると、大きな川が流れていた

確認していないが北上川であろう

しばしキラキラ光る川面と点在する町の明かりを眺め、柔らかな夜風を楽しむ

川風が旅情を深める

川面を見ながら「寶」のことを浮かべつつ、「待つことも戦い」と、自分に言い聞かせてい

欄干にもたれながら手を挙げると、タクシーが直ぐ横付けになった

運転手に遅い時間だが安心して飲める店教えてと頼み込むと、快く行きつけのスナックへ

車を走らせてくれた

タクシーの運転手が店のドアを開け、ママさんに富山のお客さんと丁寧に紹介して、終わ

ったら電話してと言い残して去った

地元の気のいい、運転手であった

歓楽街とは反対方向の近い距離のスナックで1000円を渡し、お釣りはチップ

ママさんは、55才前後のマアマアの女性であった

狭い店でお客は承禎1人。

先に5000円を渡し、5000円に達したら帰るからと、先に取り決めして焼酎を手に

した

心の中で「東北に元気を」2000円は、その上乗せのチップのつもりであった!!!

色々東北と盛岡の経済状況を聞いて、カラオケを三曲程歌って一時半を回っていた

カラオケは富山県氷見市代表である

ママの心を開かせグット手元に引き寄せる承禎のカラオケ大作戦である

ママの年代なら耳にしている、「東京の人」そして東北の吉幾三の「情炎」杉良太郎の「北

からの手紙」三曲であった

ママの女心を一挙に溶かし、会話を親密な中に引き込んだ

歌った後のママの心のこもった拍手で、充分気持ちが伝わってきた

ママは歌をもう少し歌っていったら!!!と云ったが、明日の事を考えて、引き上げる事

にした

歌の合間に、ママさんの現在に至る短い人生、男の話し、その他楽しい会話で十分ママを

通じて盛岡の人情を感じた

HPに書こうと思ってお店の名刺を戴いたが、結局紛失!

ママさんが先ほどのタクシー運転手を呼んで、ホテルに帰着

見知らぬ街、恐らく二度とこない盛岡

ママさんが、氷見てどんなとこ?!

一度行って見たいなーと云った

ほのぼのとした、会話が旅の中味を濃くしてくれる

早朝はバイキング

明日で旅行は終わり

床が変わると落ち着かない自分であるが、その晩は、ぐっすり寝た

起床・点呼は山下女子の役目

安心して前後不覚に寝れる

感謝、感謝であった

 

盛岡の

見知らぬ店の

夏の夜や

 

キラキラと

夏の川面の

夢旅情

 

朝のバイキング

良く寝た???!

昨日あれから1人でスナック

帰って寝たのは二時過ぎ

!!!!

?????

理解不能・・・――――ghjkl5./????

平成25821