★★★

七つの贈り物

 

実話では無い

それでも感動した

物語は主人公トーマスが携帯電話に気を取られ、見知らぬ人間6人と婚約者を交通事故で

死なせる

そして、罪の呵責に、死を覚悟し、自分の臓器を7人の心のきれいな人に提供し、死んで

ゆく

最後は好きになった女性に心臓提供してザ・エンドである

自分は30年程前、角膜提供をアイバンクに登録した事がある

それがまだ生きているのか分からない

兎に角、当時はそんな気持であった

今でも、精神的に臓器提供に抵抗は無い

躊躇(ためら)っている訳ではない

世の中に生きたい人がいる

自分だけの小さな幸せ、くだらない人にあげたくは無い

多くの人の為になる人なら、承禎も何の抵抗も無い

そんな願いを叶える映画ストーリーであった

そうするかどうかは、もっと後の事である

気持ちだけは、逡巡や躊躇は無い

身体は、親から戴き、多くの人の支えで増殖し、培養した精神を宿す、単なる入れ物であ

拘(こだわ)りは無い

承禎の伯父さんは医学に役立てる為、献体をして逝った

精神の抜けがらを、捧げて逝った

それは別として、兎に角、感動して見終えた

 

平成24115