「頭に血が昇る」そのI
あまりのスピードで駆け抜けてきたので、記憶に霞みがかかった?と言うより空白のような
年月がある
だから分かったところから書く
何度も触れたが書き直した新刊「寶」本は23日間で書き上げた
頭に血が昇るとはこの事であろう
書き始めて何日目か記憶していないが額に小さな血の豆が出来、それが見る見る米粒くら
いの大きさになったのである
そして耳の裏側の皮膚の下に、おできのような塊が同時に出来た
額の血豆は書き上げてから、次第に干からびて固くなって、最後は取れた
耳の後ろは今も皮膚下で固まってしまった
まさに頭に血が昇ったのである
本を3冊刊行した図書館のM氏が、私の原稿の日付を見て超売れっ子作家のスピードと思
わず漏らした
自分でも物凄い集中力と感嘆している
平成19年7月16日