そのF・コピー機

 

ワープロ3台共、ローマ字打ちではなく平仮名打ちである

このため現在も片手の平仮名打ちである

急がば廻れというが、最初「寶」解明に気が急ぎ、平仮名打ちで押し通した

このため現在のパソコンまで平仮名打ちで、修正がきかない

そうそうコピー機は2台パーとなった

小さな段ボール箱9杯分をコピーした

思い出が一杯で捨てきれず、倉庫にいまも置いてある

別れた妻の無理解と白い目に耐え切れず

コピーは妻の休みの日か真夜中であった

手差しのため4時間、5時間連続してコピーをしているのである

明け方までコピーをしているのである

コピー機が焼け付いてしまう

根気のいる作業で助手が欲しいとどれだけ思ったか分からない

気の遠くなる作業であった

本を書くのは苦しいが楽しみでもあった、このコピー作業の方が疲れた

耐えるしか無かった

ワープロの印刷だと文字が消えたのである

 

平成19715