★★★
『中国を考える』司馬遼太郎・陳舜臣
同業の高岡のS不動産屋から二冊借りて来た中の一冊である
もう一冊は、先ごろ日本に帰化し永住を決意されたドナルドキーンさんの本である
S氏はなかなかの読書家である
それはともかく、著者二人とも中国通である
その二人の対談である
なかなか面白かった
当然ではあるか、読んでいて、自分の勉強の浅さを痛感させられた
唇寒しである
書中『牛耳る』の言葉の語源、なるほどと納得した
宴会の主催者が料理に出された牛の頭の耳の肉を最初にナイフを入れる
それが語源と云う
フムフムであった
豚の耳は喰った事がある
コリコリとなかなかの珍味であった
牛は無い
そうそう昔、陳先生に「寶」本をお送りした。
そして電話を入れたが奥さんのお話では、中国に旅行しておられ不在であった
司馬先生も亡くなられた
「寶」本をお送りしたかった
流転の人生
すれ違い
・・・・・・・・・
残念であった