そのD「手書き」

 

第一回目の小誌までは手書きであった

ワープロが出来なかったのである

差し挟みの文が多くて、紙面がカチャカチャであった

書いた本人が分からなくなる程であった

そのため何度も何度も消しゴムで書き直した

印刷屋さんの奥さんに物凄く迷惑をかけた

奥さんは金沢大学卒業の才女であった

あの酷い文面を良くぞ不平を言わず、仕上げてくれたと、感謝しかない

当時ワープロの存在を知らなかったのである

仕上げ終わって奥さんがワープロを覚えられと2回程言った記憶がある

よほど私の文面の解読が酷かったのであろう

今思うとムチャクチャな話である

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ホント

                      平成19715