「寶」そのC

 

正直、初版の「寶」を書いていた約7年間の事をよく思い出せないのである

ホントに7年であったのか?自分でも分からない程である

その一年ほど前は予備調査の期間がある

今日まで「寶」とめぐりあって16年程経つ

その7年間の平均睡眠時間は3時間半であろう

風呂に入った記憶が無い

今も一週間に一回程であるが

それでも、駅裏のマンションや自宅で、5分程のシャワーを浴びていた事は記憶にある

頭がカユクなって思考が冴えない時、シャワーを浴びた覚えがある

1日の時間が後30分いや後20分いや後10分欲しいと願った事もある

その7年間の間に睡眠が、2時間〜2時間半程が23ケ月続くのが3回程あったのを覚え

ている

初版本と言っているが実はそれに至るまで4回刊行している

その最初の小誌の、追い込みの時が酷かった

恐らく人から見たら気が触れた状態と思っただろう

自分で自分の事は分からない

兎に角、その頃、殆ど寝てないのに、眠くないのである

9月か10月頃であろうか、寝るのが惜しいのである

忘れたが、ハット気がついて、このまま死ぬのではないかと思った

死神を背後で感じた(ホントの話)

死んでは刊行できない

寝ようと思った

それでも3時間程したら、目がパチリと開くのである

先祖に私を守ってくれと、心の中で何度も祈った

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平成19714