中国陶磁展
先日、兼六園近くにある金沢美術館に車を飛ばした
世界のヒヨコの伊勢の会長が蒐集した中国陶磁展をみる為である
何としても見ておきたいと酷い腰痛を我慢しての強行であった
中国陶磁に関し過去に二度大阪中之島にある大阪市立東洋陶磁館へ行った
中国陶磁で名高い京都藤井有鄰館も過去二度足を運んで藤井館長とも二度お会いしている
藤井館長は幾つかの大学の非常勤を兼務しておられた
豪放かつ繊細、日本で指折る審美眼の持ち主である
台湾・北京の両故宮博物院には行っていない
その為、「寶」で世に問う承禎である!!!国内の中国陶磁は極力見ておかねばならない
そんな訳で事務員に無理を言って、朝8時から車を飛ばした
世界の伊勢の会長の審美眼との対決である
大阪中之島のコレクションは安宅産業の安宅英一が蒐集したものである
蒐集した時代も良かったのであろう
安宅英一は陶芸界の鬼才であった
全体に安宅英一のコレクションの質が高い
奔走したのが伊藤郁太郎、東洋陶磁学会名誉顧問である
その伊藤館長にも神器・太極「寶」を鑑定戴いた
後任の竹内順一常任委員長が文化庁の要請で昨年と本年二度氷見に来て戴いた
竹内委員長は東京芸大の名誉教授である
しかも、日本を代表する幾つかの美術館の館長も兼務しておられる
さらに10数年前、学会名誉顧問の長谷部楽爾出光美術館館長にも「寶」を拝見戴いた
承禎は日本の超一流の幾人もの先生方と対峙してきた
自分の審美眼を今一度自己診断しておかねばならない
展示の美術品も私の目線もマアマアであった
考えれば、恐ろしい話である
「寶」の天王山は目の前である
21年の歳月を費やした
それにしても、陶磁器の審美眼と俳句の出来の落差は酷い
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